ランクル70復活ほぼ確定!?

2023年秋復活を目指すナナマル

2014年に復活したナナマル。この時はガソリンエンジンだったが……

ランクル70(ナナマル)が再販されるかもしれないというウワサはこの数年ずっと燻り続けていた。オーストラリアなどでは現役で販売されているナナマルだが、日本市場では2015年の復活を以って一度幕引きをしていた。

しかし国内でも地方自治体の道路管理、不整地での業務などで公私を問わない需要は依然として高い。もちろんトヨタとてこの声に耳を傾けており、どうにかしてナナマル復活を目論んできたという。

2021年にオーストラリアトヨタがデビューさせたランドクルーザー70周年記念車。今回の再販も丸目で別体フェンダーが濃厚だ

ベストカーWebさんが独自でメーカー関係者から掴んだ情報によると、ナナマルの復活は2023年秋頃を目途にプロジェクトが進んでいるという。そしてライトは丸目でフェンダーは別体という。またエンブレムはトヨタのエンブレムではなく「TOYOTA」だ。

この丸目ライトのイメージはオーストラリアトヨタランクル70に似ているという情報も入っており、コスト的なことを考えるとこのデザインで登場する可能性は濃厚だろう。

■2.8L+ATでとことんタフを追求する

ランクルプラドに搭載される1GD。2.8リッターのディーゼルは51kgmのぶ厚いトルクで悪路をいなす

ナナマルについて新しく入った情報がエンジンは1GDエンジンを採用すること。2.8Lのディーゼルで現行型ランクルプラドに搭載されている名機だ。2014年に復活した際のナナマルは1GRエンジンでV6の4Lガソリンエンジンだった。

当時はもちろん復活を喜ぶ声も大きかったが、やはり低速トルクの強いディーゼルを要望するファンは多かったのも事実。実際に1GRのトルクは36.7kgmに対して、ディーゼルの1GDは51kgmとトルクの厚みがまったく違う。悪路走破性能を考えればこのスペックは非常に大きなものだ。

内装はランクル70のオーストラリア仕様からは大きな変更点はなさそうだ。デフロックもオプションで存在するはず

トランスミッションについては2014年モデルが5MTだけだったのに対して、今度の復活モデルはATのみというのが濃厚。基本的には現行プラドと同様の6ATになるはずだが、ナナマルらしくデフロックなどのオプションは健在だろう。

少し雑な言い方をすれば機関系は現行プラド、足回りと外装はナナマルというクルマになりそう。

40周年アニバーサリーの2024年に販売開始か?

「絶対に生きて帰る」ことがランクルの宿命。特にナナマルについては堅牢性の塊だ

2014年の最初の再販時はナナマル登場30周年記念だったが、奇しくもというべきか必然と言うべきか、2024年は40周年のアニバーサリーイヤーとなる。編集部が掴んだ情報では再販のナナマルは2023年秋(早ければ9月頃)に発表というもの。

2014年の再販時を振り返ると発売日は8月25日で、翌2015年6月30日までの期間限定発売。編集部が掴んだ9月頃という情報とはかなり近い状況で、アニバーサリーイヤーの2024年にかけて販売というのが自然な形か?

 

2023年2月23日で、受注予約前の仮予約!?が行われているディーラーもあるそうだ。今後、情報を楽しみにしておこう。